[メイン] : x5 3d6 #1 (3D6) > 11[6,2,3] > 11 #2 (3D6) > 7[1,5,1] > 7 #3 (3D6) > 11[4,1,6] > 11 #4 (3D6) > 7[3,2,2] > 7 #5 (3D6) > 10[6,3,1] > 10

[メイン] GM : 準備がよろしければ教えて下さい

[メイン] 結月ゆかり : 教えますね

[メイン] GM : では…出航ですわ~!!!

[メイン] 結月ゆかり : 出港だァ〜〜〜!!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 『1日限定!プラネタリウムご優待券』

[メイン] GM : あなたの家にそれが届いたのは、なんてことのない日常のさなかだった。

[メイン] GM : 同封されていたチラシを読めば、都内某所に最近オープンしたプラネタリウム施設がキャンペーンとしてランダムにその優待券を送っているのだとか。

[メイン] GM : 優待券があれば、その日1日はタダでプラネタリウムを鑑賞できるうえに、併設されたカフェの全メニューが半額、さらにカフェの定番ドリンクが1杯タダで貰えるという。なんともお得な話だ。

[メイン] GM : あなたはそのプラネタリウムに興味を持つかもしれない。星に興味がなくても、優待券という響きと特典内容に惹かれるかもしれない。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」
……いえ、全メニュー半額なんて言葉に惹かれたわけではありませんよ。これはあくまで自主学習……そう、私の中の学術研究に対する類い稀なる好奇心が夜空へと誘われたというだけのこと。

[メイン] 結月ゆかり : ……一応、"彼女"にも声を掛けてはみましたが……どうもこの折、色々と始末に追われていたせいで数学のレポートが溜まっているのだとか。まったく、大学生というのは融通の効かないものですね……
まあ、彼女の分まで食べてくることにしましょう……と、適当に返事をします。

[メイン] 結月ゆかり : 「……ふぅ」
たん、と液晶の電源を切って席を立ち、着慣れたパーカーに袖を通します。
こういうのは、善は急げ……と言いますからね!

[メイン] GM : 兎にも角にも、あなたは休日にそのプラネタリウムへ訪れることを決めた。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 商業ビルの中の角にあるそのプラネタリウムの入口には、星や月を模したオーナメントがそれらしく飾られていた。客入りはぼちぼちというところだろうか。家族連れやカップル、あなたと同様に1人で入っていく者もいる。

[メイン] GM : あなたは優待券を取り出し、受付カウンターへと向かう。優待券を確認した女性の係員は、星型のチャームがついたリストバンドを手渡す。

[メイン] 係員 : 「これは優待券を持っているという証になります」
「このリストバンドを見せてくだされば、一々券を取り出さなくても係員には判別がつきますので、お帰りになるまでは外さないようにお願いいたします」

[メイン] 結月ゆかり : 「はぁ」
……成程、VIP通行証のようなものですか。

[メイン] 係員 : 「それでは良い星空の旅を!」
係員は微笑んであなたを施設の中へと促すだろう。

[メイン] 結月ゆかり : ぺこりと頷いて、館内へと足を進めます。
私の他にも優待券で来た人がいるんでしょうか?……まあ、どうもオープンから日が浅いみたいですし、そうでなくても賑わっていそうなものですが。

[メイン] 結月ゆかり : そんなことを考えながら、自身の腕に巻かれた【リストバンド】を確認し。
そのまま顔を上げて、【ドーム】内に同じようなリストバンドを巻いた人物がいないかきょろきょろと見渡します。

[メイン] GM : リストバンドは金のラインが入った紺色のゴムバンド。白っぽい石を星型に嵌めたチャームがついている。
<目星>を振れますね

[メイン] 結月ゆかり :

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=80 目星 (1D100<=80) > 76 > 成功

[メイン] GM : 光の反射でキラキラと美しく輝いている。売り物になりそう。

[メイン] 結月ゆかり : ……こういうの、RPGではたいてい二度と手に入らない非売品なんですよね。
お帰りになるまでは外さないように……って言われましたが、持って帰れたりするんでしょうか?

[メイン] GM : ドーム内はプログラムが上映される場所。入口は閉まっており、付近には上映プログラムの一覧が表示された掲示板があった。見る限り、次のプログラムの上映時間まではまだ少し時間があるようだ。
<目星>を振れますね

[メイン] 結月ゆかり : ………………。
……いやいや!……そう、私はプラネタリウムを見にはるばるやってきたんです!決して一日中食べ明かそうとか、そういうわけではなく!

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=80 目星 (1D100<=80) > 83 > 失敗

[メイン] 結月ゆかり : 🌈

[メイン] GM : 特に気になるものはないですね

[メイン] 結月ゆかり : ええ、はい。まだ時間はあるみたいですし?
ちょっとだけ【カフェ】の方も確認するとしましょうか?

[メイン] GM : 入口から少し進んだところにあるカフェスペース。落ち着いた色合いの丸テーブルと椅子が数セット置かれている。あなたがテーブルないしは注文カウンターへ一歩近づけば、男性の店員が声をかけるだろう。

[メイン] 店員 : 「いらっしゃいませ!優待券をお持ちのお客様ですね」
「現在キャンペーンで、当プラネタリウムの定番メニュー『闇夜に輝く汞』を無料で御提供させていただいております。鑑賞中にもお楽しみいただけるので、ぜひ!」

[メイン] 結月ゆかり : 「はい! へ、へぇ〜…」
なんだか専用武器みたいにかっこいい名前ですが…いったいどんな飲み物……食べ物?なんでしょう……

[メイン] 店員 : 「どうぞ!こちらになります」
銀箔が乗せられた黒に近い藍色のドリンクが渡される。

[メイン] 結月ゆかり : 「おお……こ、これは……!」
なるほど! 闇夜に輝く……プラネタリウムを模した飲み物でしたか!

[メイン] 結月ゆかり : どんな味がするのか想像もつきませんが……
ここはひとつグビッ!といきましょう!

[メイン] GM : 1口飲めば、じんわりと甘みが広がる。濃厚な甘さの中に混じる少しの酸っぱさが丁度良い。こんなものがタダで飲めてしまって良いのだろうか──そう感じてしまうほどに美味しかった。

[メイン] 結月ゆかり : 「……う、うまいッ!」

[メイン] 結月ゆかり : 夢中でごくごくと飲んでしまいます。
やっぱり、また今度……彼女を連れて近いうちに訪れることとしましょう!

[メイン] 結月ゆかり : 「……あの、すいません!これ、何の飲み物なんですか?」

[メイン] 店員 : 「主成分はココアとカシスピューレになりますね」

[メイン] 結月ゆかり : 「ふむふむ……」
意外とシンプルな組み合わせで、ここまでマッチした美味しさに昇華できるとは……!

[メイン] 結月ゆかり : さて……そのままいくつか鑑賞中に楽しめるメニューを買い込んで。
これでいつでも突入の準備は万端です!

[メイン] GM : プログラムの上映時間になったので、あなたはドーム内へ向かいます。

[メイン] GM : ドームに入ると、あなたのリストバンドを見た係員がドーム後方の席へと案内する。空が最もよく見える位置だ。

[メイン] GM : あなたは座席に腰かける。シートは柔らかく、程よくあなたの体を沈みこませる。カフェで何かを頼んでいるならば、座席隣にあるミニテーブルにそれらを置くだろう。飲みつつ、食べつつ、ぼんやりしつつ。あなたは上演を待つ。

[メイン] GM : 徐々にドーム内が暗くなっていく。そろそろ始まるらしい。リクライニング式の座席の背もたれを傾け、天を見上げた。視界に広がる闇は、あなたと周りとを分ける輪郭を溶かす。

[メイン] GM : やがてそれはあなたの意識へと侵食し──瞼が閉じる。これから始まるのに、寝ちゃいけない……そんな意思に反して。

[メイン] 結月ゆかり : (……ん……あ、始ま──)

[メイン] 結月ゆかり :

[メイン] GM : あなたの意識は暗転する。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ふと意識が浮上する。まず感じるのは冷たい床の感覚。どうやら床で寝ていたらしい。……床?

[メイン] GM : ひとつの違和感はあなたの意識を急速に覚醒させた。辺りを見回せば、そこは先程までいたドームではなく、どこかの部屋の中だった。SANC(0/1d3)

[メイン] 結月ゆかり : …………ん……

[メイン] 結月ゆかり : ……なんですか、やけに静かですね……あ、いや、そうでした。上映中なんでしたっけ……
それで、私はこうやってひんやり横になりながら……

[メイン] 結月ゆかり : 「……え?」

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=35 SAN (1D100<=35) > 38 > 失敗

[メイン] 結月ゆかり : 1d3 (1D3) > 1

[メイン] system : [ 結月ゆかり ] SAN : 35 → 34

[メイン] 結月ゆかり : 「……いやいやいや!いくら私でも家の中以外で床に寝そべったりしませんよ!」
一応小声でそう呟いてから、あわてて周囲を見回します。……見られたりしてませんよね?

[メイン] GM : 目覚めた空間は真っ暗で、あなたには少し先しか見えない。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」

[メイン] 結月ゆかり : ……ドームではなさそうですね。
とりあえず、ほっぺたをつねってみましょうか。

[メイン] GM : 痛いですね

[メイン] 結月ゆかり : 「うぅ……」
……夢でもない……と。

[メイン] 結月ゆかり : ……じゃ、どこなんでしょうか、ここ……拉致?
そんなことを考えながら、探り探り手を伸ばして周囲を確認します。目の前に見えるのは……壁?

[メイン] GM : 周囲に手を伸ばすと、コツンとなにかに当たります。
確認すると、ドアノブのある扉を見つけられる。電気のスイッチ等は見当たらない。

[メイン] 結月ゆかり : 「ん……」
となると、やはり拉致か何かで閉じ込められた……なんてところでしょうか。
念の為、扉の外に聞き耳を立ててみます。

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=70 聞き耳 (1D100<=70) > 7 > スペシャル

[メイン] GM : コツコツと靴音が聞こえる。音はこちらへ近づいてきているようだ。

[メイン] 結月ゆかり : 「……!?」

[メイン] 結月ゆかり : え、えっと……!
……こう、扉を開けたときの死角に身を潜めてみましょう!

[メイン] GM : あなたが死角に身を潜めると、暗い室内に一気に光が差し込んだ。

[メイン] 結月ゆかり : (………………)

[メイン] : 扉を開け部屋の中に入ってきたのは、白く薄い生地のマントを羽織り、ランタンを手にした長い黒髪に紫色の瞳の少女だった。

[メイン] 結月ゆかり : …………女の子?

[メイン] : 少女は扉の近くでキョロキョロと周囲を見回している。

[メイン] GM : <アイデア>どうぞ!

[メイン] 結月ゆかり :

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=50 アイデア (1D100<=50) > 7 > スペシャル

[メイン] GM : そういえば、プラネタリウムの中で見たような気がする。この人も自分と同じ境遇にいるのではないだろうか。

[メイン] 結月ゆかり : 「………………」
つい、とっさに身を隠してしまいましたが……見た感じ、悪い人ではなさそうですし……そもそも、私を拉致するような図体の大きさもありません。
というより、むしろ……あの子は私と同じ……被害者?

[メイン] 結月ゆかり : …………。
「…………あの」

[メイン] 結月ゆかり : おずおず、と背後から声を掛けます。

[メイン] : 「……えっ?」
声のした方を振り向くと

[メイン] : 「──ッ!?」
彼女は驚いたような顔をしてあなたをぱちくりと見つめている。

[メイン] 結月ゆかり : 「あ、えっ、その、えっと……!?」

[メイン] 結月ゆかり : 胸の前でまごまごと手を動かします。

[メイン] : CCB<=65 アイデア (1D100<=65) > 4 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 結月ゆかり : !?

[メイン] : (……!この人、見覚えがあるような…?)

[メイン] : 「も、もしかして、あなたも目覚めたらここにいたの?」
慌てるゆかりさんを落ち着かせるように、なるべく平静を装う声で話しかける。

[メイン] 結月ゆかり : 「……!」
「は、はい…!……ってことは、そちらのあなたも……ってことでいいんですよね」

[メイン] : 大きく縦に首を振って
「う、うん。プラネタリウムを見てたら、急に眠くなっちゃって……」

[メイン] 結月ゆかり : 頷きを返します。
「……それで、気付いたらここに……というわけですね。」

[メイン] : うなずき、ゆかりさんに同意を示す。

[メイン] 結月ゆかり : ……まあ、正確にはこの隣の部屋に……?ということになるでしょうか。
そちらの部屋の状況も気になりますが……まずは明るくなった部屋を見渡してみますか。

[メイン] GM : 茜と出会ったことで、彼女が持つランタンの明かりが部屋を照らす。
部屋には窓がなく、家具も机と椅子のみがあるだけの殺風景な部屋だ。壁と床は深い藍色に染まっている。

[メイン] 結月ゆかり : ……なるほど、明るいと思ったら……光源はそちらのランタンでしたか。

[メイン] 結月ゆかり : 少女に向き直って。
「そのランタンは、あなた……ええと……」

[メイン] : 「このランタン? ……わからないけど、私が起きた部屋に置いてあったの」

[メイン] : 「私?私は…茜だよ」

[メイン] 結月ゆかり : ……そちらの部屋はこちらと構造が違うんでしょうか……後で確認すべきでしょう、などと考えつつ。

[メイン] 結月ゆかり : 「これはどうも。結月ゆかり、です」
……アカネ……茜さんですか。

[メイン] : 「わかったわ。あなたはゆかりさんっていうのね」

[メイン] 結月ゆかり : こくり。
「好きに呼んでいただいて構いませんよ……と、早速で恐縮なんですが」
「ちょっとそれを近づけていただいてもいいでしょうか、茜さん」

[メイン] : 「わかったわ。そうさせてもうね」
「…?近づければいいの?」
ゆかりさんに促されるようにランタンを近づける。

[メイン] 結月ゆかり : その灯りでこの部屋唯一の【机と椅子】を調べてみましょう!

[メイン] GM : アンティークのライティングビューローだ。下部がチェスト、上部がデスクになっている。デスク部分には手帳と、1枚の紙が置いてある。

[メイン] 結月ゆかり : とりあえずデスク部分の【手帳】と【1枚の紙】を順に見ますか
……もちろん紙は裏表忘れずです!

[メイン] GM : 紙の表
灯はひとつのみ。共に往くべし。

[メイン] GM : 紙の裏
愚かな行動は慎むように。

[メイン] 結月ゆかり : ……灯とはもちろん、ランタンのことですね。
まあ、いくらコミュ力が足りないとはいえ、さすがにこんな小さな子を置いていくわけにもいきませんし……元よりそのつもりでしたが。

[メイン] GM : 手帳
空白のページが続く中で、1ページだけ記載があった。

[メイン] GM : まただ、また訳の分からない閉鎖空間に飛ばされた! これで何度目だ? もう数え切れない。ここにはどんな化け物がいるんだ、どんな恐ろしい本が置いてあるんだ。きっとまた、我々人間を弄ぶ悪意が渦巻いているんだろう。ああもう嫌だ! さっき来たあの男のことだって信用ならん。私を騙そうとしているに違いない、黒幕側の人間なんだ。私はもう何も見たくない、知りたくない。この部屋から出たくない。
声が聞こえる。「愚かしい。もっと知恵を働かせろ」だって? うるさい、知らない、黙れ!
あれはなんだ
みたことがない
ぶきをこちらにむけて
(以後乱れた筆跡の文字が続いているようだが、赤黒いシミによって覆われ判読不能。)

[メイン] GM : 後半部分の筆跡は乱れに乱れ、書き手が何かに苦しんだ様子が察せられるだろう。そして、赤黒い何かでべったりと覆われたページの下部。一体書き手に何が起こったのだろうか。SANc(0/1)

[メイン] 結月ゆかり : 「……!」

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=34 SAN (1D100<=34) > 22 > 成功

[メイン] : 「だ、大丈夫!?」
ゆかりさんの驚いた表情を見て、自分もびっくりしている。

[メイン] 結月ゆかり : 「あ、いえ……すみません、驚かせてしまいましたか」
束の間、考え込んで。

[メイン] 結月ゆかり : 改めて向き直ります。
「ええと、いいですか、茜さん……どういうわけかはわかりませんが、私たちはこの暗闇に閉じ込められてしまったようです。……その上、手記によると状況もあまり芳しくはないと言ったところです」

[メイン] : 「うええ…それ、本当なの?」
少しだけ訝しむような視線をゆかりさんに向ける。

[メイン] 結月ゆかり : 頷きます。
「……しかし!」

[メイン] : 「しかし?」

[メイン] 結月ゆかり : 「この私結月ゆかり、クソゲー歴十余年!危険なエリアも百戦錬磨の凄腕プレイヤーです!この程度の状況、私がひっくり返して茜さんを必ず家まで送り届けると約束しましょう!」

[メイン] 結月ゆかり : ……ですので、と前置きして。
「私を信じて、私に力を貸してくれませんか?」

[メイン] : (一瞬だけ、えっ?なに言ってるのこの人…って思っちゃったけど)

[メイン] : じーっとゆかりさんの瞳を見る。

[メイン] : 「………」

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」
少し緊張した目つきで見つめ返します。

[メイン] : 「わかったわ。それなら私からもひとつ約束させて」

[メイン] 結月ゆかり : 「え」
予想していなかった返事に、思わず小さく声が漏れます。

[メイン] : 「あなたが私を家に送り届けてくれるなら、私もあなたを必ず家に送り届けるわ」

[メイン] : 「だから、ゆかりさん──私に力を貸してくれない?」

[メイン] 結月ゆかり : 「……!」

[メイン] : (この人も巻き込まれてるから、状況は私と同じはず。それなら私も負担をかけないようにしないと)

[メイン] : 「……だめ?」

[メイン] 結月ゆかり : …………。

[メイン] 結月ゆかり : 「……いえ、喜んで。」

[メイン] : 「ありがとう!」

[メイン] 結月ゆかり : 「ふふ……じゃ、お近づきのしるしに」
近くの鞄から、プラネタリウム鑑賞用に買っていたチュロスを取り出して二つに折ります。

[メイン] 結月ゆかり : 「腹が減っては戦はできませんから!」

[メイン] : 「わあっ!」
ゆかりさんからチュロスを受け取り小動物のように頬張る。

[メイン] 結月ゆかり : ん、とその可愛らしい笑顔に頷きを返し。
こちらも片割れを頬張りつつ、机のチェスト部分を確認しましょう!

[メイン] GM : なにも

[メイン] 結月ゆかり : ゾッ!?!!?!!?!!?!??!!?!!??

[メイン] 結月ゆかり : ……改めて殺風景な部屋を見回します。
といっても、ここにあるのは荷物の他には机と椅子くらいですね……

[メイン] : 「なにか見つかった?」
手元のランタンでゆかりさんが見やすいように辺りを照らす。

[メイン] 結月ゆかり : 「あ、ありがとうございます」
……一応、この藍色の床と壁も見ておきましょうか。よだれの跡なんかが残ってなければいいのですが。

[メイン] GM : うーん
それなら壁紙の一部が新しくなってることに気がつきますね

[メイン] 結月ゆかり : 「……?」
ここ、張り替えたのでしょうか……ううん、抜け道が隠されているような感じでもなさそうですが。

[メイン] GM : では壁紙を調べてみると、古い方の端っこが少し黒ずんで見えますね

[メイン] 結月ゆかり : 「?」
ランタンで照らしてみましょうか

[メイン] : ランタンを近づける。

[メイン] GM : 黒い染みが付着していて、それを隠すように新しい壁紙が貼ってあることに気がつきます。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」
……そういえば、手帳にもありましたね……赤黒い染み。

[メイン] 結月ゆかり : 「ここは後にしましょう……それより、茜さんが目を覚ましたという部屋を確認してもいいでしょうか?」
「私たちをここに連れてきたということはきっと出入口があるはずです。もしかするとそちらに脱出のヒントが隠されているかもしれません」

[メイン] : 「うん。わかったわ」

[メイン] : 「えっとね。私が起きた部屋もこの部屋みたいなところだったんだけど、こっちに来る前に広い部屋があって──」
ゆかりさんに身振り手振りで説明する。茜が手に持つランタンがガランガランと揺れる。

[メイン] 結月ゆかり : 「あ!持ちます持ちます!」

[メイン] : 「あ…」

[メイン] : (しまった。早速迷惑をかけてしまった)

[メイン] 結月ゆかり : 「あはは……気にしないでください、消えちゃったりしないでよかったです」

[メイン] : 「ぅぅぅ…」
申し訳なさそうにランタンを手渡す。

[メイン] 結月ゆかり : ランタンを預かりがてら、自らの顔の前に寄せて確認します。
……よく考えたら、小さい子に持たせたままなのも気配りが足りなかったでしょうか……?

[メイン] GM : ブロンズ色の金属ランタンだ。淡いオレンジの光を放っている。
<目星>を振れますね

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=80 目星 (1D100<=80) > 4 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 結月ゆかり :

[メイン] GM : 中にあるのは炎ではなく、星の形をした石のようだ。大きさの違う2つの星がランタンの中で浮遊しながら発光している。

[メイン] GM : クリなのでアイデア情報も出します

[メイン] 結月ゆかり : !!

[メイン] GM : 電気で動いているようには見えないし、どう考えても地球上に存在するテクノロジーで作れるものではない。
SANcは免除

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」
……理屈はよくわかりませんが、ゲームのようなトンデモ力が働いていそうなのはわかります。それこそうちの大学にも熱心なのがいましたが……

[メイン] 結月ゆかり : ……この空間ですし、気にしていても仕方がありませんよね。
「……で、なんでしたっけ……広い部屋?」

[メイン] : 「う、うん。この部屋を出たらわかると思うよ」
申し訳なさを隠すように、『こっちこっち』と先導する。

[メイン] 結月ゆかり : 頷きつつ、道が見えるようランタンを前に突き出してついていきます。

[メイン] GM : 部屋を出ますか?

[メイン] 結月ゆかり : えっ……は、はい……?

[メイン] : ゆかりさんが照らすランタンの明かりを頼りに、先に部屋の外に出る。

[メイン] GM : 目覚めた部屋の扉の先へ一歩進むと、辺りを確認する間もなく、あなたを激しい頭痛が襲う。

[メイン] GM : 続けて、全身の毛を逆撫でられるような悪寒も。

[メイン] 結月ゆかり : 「────ッ!!?」

[メイン] : 立っているのがやっとなあなたの隣で、茜は平然と立っていることだろう。あなたを不思議そうに見つめている。

[メイン] : 「ゆかりさん?」

[メイン] 結月ゆかり : 「…………っ……」
……大丈夫、と答えようにも……そんな余裕はないですね……

[メイン] 結月ゆかり : 「……茜さんは大丈夫、なんですか……?」
頭を押さえつつ、気持ち悪さが通り過ぎるのを待ちます。

[メイン] : 「大丈夫って、なにが──」
そこまで言って、ゆかりさんの顔色が悪いのを察する。

[メイン] : 「え…私より、ゆかりさんが大丈夫なの!?」

[メイン] GM : <アイデア>-20どうぞ!

[メイン] 結月ゆかり : !?

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=50-20 アイデア (1D100<=30) > 40 > 失敗

[メイン] : CCB<=65 アイデア (1D100<=65) > 71 > 失敗

[メイン] : 「…!もしかして──」
なにかを思いついたような顔つきで、ゆかりさんを引っぱって部屋に戻る。

[メイン] 結月ゆかり : 「あ……」

[メイン] GM : 部屋に戻ると頭痛と悪寒が消えますね

[メイン] 結月ゆかり : 引っ張られるままに部屋に戻ります。

[メイン] 結月ゆかり : 「……ぷは……っ!」

[メイン] : 「…大丈夫?」
心配そうにゆかりさんの顔を覗き込む。

[メイン] 結月ゆかり : 「……ええ、こちらに戻ると気持ち悪いのがすぅ、と引きました……ありがとうございます、助かりました」

[メイン] 結月ゆかり : (う……小さい子の足を引っ張るようなこと……)

[メイン] : 「それなら良かったわ。ちょっと心配しちゃった」
ほっとした顔で、微笑む。

[メイン] 結月ゆかり : 「はい。……にしても、困りましたね……」
息を吸い、部屋の外にそっ…と、足を片方踏み出してみます。

[メイン] GM : ぞくりと悪寒が走ります

[メイン] 結月ゆかり : 「……。」
すぐに引っ込めます。

[メイン] 結月ゆかり : 「ごめんなさい、百戦錬磨と謳っておきながら……扉の外は私に対するダメージ床、といったところでしょうか」
「これではよしんば無理を押して進んだとしても、満足な調査が……」

[メイン] 結月ゆかり : ……にしても、茜さんは何故平気なのでしょうか?

[メイン] : 「…えっと、多分──」
羽織っていたマントをその場に置き、片手を部屋の外に出してみる。

[メイン] : 「……ひゃっ!?」

[メイン] : (うええ…なにこれぇぇ…)

[メイン] 結月ゆかり : 「……っ!?だ、大丈夫ですか……!?」
慌てて駆け寄ります!

[メイン] : 「だ、大丈夫、すぐ引っ込めたから」
駆け寄ったゆかりさんを心配させないように

[メイン] 結月ゆかり : 「そ、それはそれは……」
「……つまり、そのマントのおかげだと?」

[メイン] : (それにしても、ちょっと手を出してみただけであれって…ゆかりさん本当に大丈夫だったのかな…)

[メイン] : 「う、うん。私が起きたときに羽織らされてたんだけど、ゆかりさんと私の違いってこれかなって思って」

[メイン] : 「それと、もう一枚部屋に置いてあった気がする」

[メイン] 結月ゆかり : 「なるほど、確かに……」
……言われて思い返せば、館内で会った時は羽織ってなかった……気もします。

[メイン] 結月ゆかり : 「なるほど。それなら、どちらか一人──」
……言いかけて。

[メイン] 結月ゆかり : 「……いえ。ここからその部屋まで……どのくらいですか?」

[メイン] 結月ゆかり : ……紙にあったメモを思い出します。『灯はひとつのみ。共に往くべし』──
いくら短い距離とはいえ、想定から外れた行動を取ると……今のでは済まないかもしれません。

[メイン] : 「目の前だからまっすぐ歩けばすぐ着くと思うけど…」

[メイン] : 「ゆかりさんはまださっきの影響があるかもしれないから、私が取ってくるよ」

[メイン] : (すごく苦しそうだったし、ムチャさせられないよね)

[メイン] 結月ゆかり : 「……いえ、私も行きます……!」
「力を貸すと約束しましたし……この空間です、一人は危険ですから」

[メイン] : 「でも…」
さっきの様子を思い浮かべる。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………。」
「…………そこで、大事な提案なんですが……」

[メイン] : 「…提案?」

[メイン] : 『なんだろう?』といった表情でゆかりさんを見つめる。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」
……。……危険を減らすためとはいえ、ちょっと言い出しづらい……

[メイン] 結月ゆかり : 「…………。……茜さんにそちらを羽織ってもらいつつ、私も同時に袖を通すというのは……」

[メイン] : 二人三脚的なものを思い浮かべる。
「う~ん?でもちょっと面積が足りてないかも」
マントを広げるも、その広さは一人分。

[メイン] 結月ゆかり : 「むぅぅ……」
「……でっ、では……!こうしましょう!」

[メイン] 結月ゆかり : 「私が茜さんごと羽織ります……!」

[メイン] : 「…ゆかりさんが」

[メイン] : 「私を!?」

[メイン] 結月ゆかり : 「はい!」

[メイン] 結月ゆかり : 腰を低くして背を丸め、覆い被されるような体勢になります!

[メイン] : (いや、『はい!』じゃないでしょ!?)

[メイン] : 「ちょ、ちょっと待って。私肩車されるほど子供じゃないんだけど!?」
姿勢を低くするゆかりさんを必死に止めようとする。

[メイン] 結月ゆかり : 「ぐっ……で、でも……他に方法がぁ……!」

[メイン] : 「い、いったん冷静になろう?他にもいい方法があると思うよ!?」

[メイン] 結月ゆかり : 「………………」
深呼吸します。

[メイン] 結月ゆかり : 「……すみません。冷静さを欠いていました」

[メイン] : 「…状況が状況だから仕方ないよ」
落ち着いたゆかりさんを見て、自分も落ち着きを見せる。

[メイン] 結月ゆかり : 「……。しかし、一人で行くのは……」

[メイン] : 「それなんだけどね。恐らくだけど、大丈夫だと思うよ」

[メイン] 結月ゆかり : 「……?」
茜さんの顔を覗き込み、言葉を待ちます。

[メイン] : 「だってほら!私、この部屋まで一人だったじゃない!」

[メイン] 結月ゆかり : 「…………。……あ、確かに」

[メイン] : 「ゆかりさんはまだ一人で部屋を出たわけじゃないからわからないけど、少なくとも私が行き来するのは大丈夫だと思うんだ」

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」
「……わかりました……ありがとうございます。でも……もし何か危ないことでもあったら、すぐ戻ってきてくださいね……!?」

[メイン] 結月ゆかり : ランタンとマントを茜さんの手元に戻します。

[メイン] : 「心配してくれてありがとう」
ゆかりさんからランタンとマントを受け取る。

[メイン] : マントを羽織りながら
「あっ…そうだ」

[メイン] : 「これ、持っていてもらっていい?」
懐から折り鶴を取り出して、ゆかりさんに手渡そうとする。

[メイン] 結月ゆかり : 「……!」
差し出した両手に折り鶴を乗せて。

[メイン] 結月ゆかり : 「これは?」

[メイン] : 「私の宝物」

[メイン] : 「無事にゆかりさんのところに戻ってくるって約束の代わり」

[メイン] 結月ゆかり : 「…………。」
手の上の折り鶴をそっと胸の前で包み。

[メイン] 結月ゆかり : 「ありがとうございます。大切に持っておきますね」

[メイン] : ゆかりさんの笑顔にニコッとウインクをして

[メイン] : 「それじゃ、行ってくるね!」
たたたっ!と部屋の外へと走り去る。

[メイン] 結月ゆかり : 「気をつけて!」
手を振りつつ、扉の外へ小さくなる後ろ姿を目で追います。

[メイン] GM : ゆかりさんが茜を見送って数分後。

[メイン] : 「た、ただいま~!」
肩で息をして戻ってくる。その手にはマントを抱えている。

[メイン] 結月ゆかり : 「わ!……そ、そこまで急がなくても……!」
……まあ、実際今か今かとたいへん心配していましたが。

[メイン] : 「だ、だって一人になると途端に心細くなって…」
けほっけほっと軽く咳をしながら。

[メイン] : (それに、ゆかりさんを一人にして心配だったのもあるし)

[メイン] 結月ゆかり : 「だ、大丈夫ですか……?」
「……ですが、何事もなくて本当に良かったです。超ファインプレーですよ、茜さん」
さすさすと背中を軽くさすります。

[メイン] : 「大丈夫大丈夫!えへへ。ありがとう!」
ゆかりさんの言葉を受けて少し誇らしげにしながら、持って来たマントを手渡す。

[メイン] 結月ゆかり : 笑顔でこくり、と頷きつつ、受け取ったマントに袖を通します。
……そのまま、試しに先ほど茜さんがやったのと同じように、扉の外へ手を伸ばしてみましょう。

[メイン] GM : 部屋の外に手を出しても悪寒はありませんね

[メイン] 結月ゆかり : 「……よし!」

[メイン] : その様子を恐る恐る見て、無事なのを確認して
「…!やったね!」

[メイン] 結月ゆかり : 「ええ、茜さんのおかげですよ!」
やわらかな視線を送って。

[メイン] : 「えへへ」

[メイン] : (なんだか照れちゃうな)

[メイン] 結月ゆかり : 「ふふ……それじゃ、改めて向かうとしましょうか。」
「協力プレーで力を合わせれば、怖いものなんてありません!」

[メイン] : 「うん!」

[メイン] 結月ゆかり : よし……それじゃ、今度こそこのまま部屋を出ますね!

[メイン] GM : あなたたちがそれぞれ白いレースのマントを羽織って広間に踏み入れば、先程感じた頭痛や悪寒を感じることなく辺りを見回すことができるようになっている。

[メイン] GM : そこはあなたが目覚めた部屋と同様、壁も床も深い藍色だった。

[メイン] GM : 異なっているのは、天井から星型の透明なオーナメントが幾つか吊り下げられている点と、部屋の中央に台座がある点。それから、他の部屋へ繋がるのであろう扉が複数あることだ。

[メイン] 結月ゆかり : ふむ……ここ以外にも部屋があるみたいですね。それと……
……何と言っても、特筆すべきはあの台座とオーナメントでしょうか。どこかプラネタリウムを彷彿とさせるような……

[メイン] : 「さっき私が言ってた広い部屋がここだね」

[メイン] 結月ゆかり : 「なるほど。確かに広い……ランタンがあって助かりました、暗いままこっちへ来ていたらどこがどこだかわからなくなっていそうです」

[メイン] 結月ゆかり : 言いつつ、【台座】とオーナメントを確認します。……さっきはそれどころではなくて、ぜんぜん気付きませんでしたね。

[メイン] GM : 腰の高さほどの、重厚そうな台座だ。上の面には文字が彫られている。

[メイン] GM : オーナメントは月の形や星の形など様々なものがぶら下がっていますね

[メイン] 結月ゆかり : 「……茜さん、ここ……見えますか?」
ランタンで照らしつつ、茜さんと一緒に掘られているらしき文字を確認しましょう

[メイン] : 「なにか書いてあるの?」
とことことゆかりさんの近くに向かい、一緒に台座を眺める。

[メイン] GM : 台座に彫られた文字
「3つの部屋で答えを出せ。さすれば出口は開く。」

[メイン] 結月ゆかり : 「ふむ……」
茜さんが見えるように文字は照らしたまま振り返り、三つ横に並んだ扉に目をやります。

[メイン] : 「『──出口は開く。』」
口に出して台座の文字を読んでいる。

[メイン] 結月ゆかり : 「はい。……素直に考えれば、こちらに並んだ部屋のことでしょうか」
……そういえば、先ほどの手帳には本がどうとか書いてありました。あるいは、パズルブックのようなものが置いてあるのかもしれません。

[メイン] 結月ゆかり : しかし、その前に──と、早いところ、忘れないうちに【大きな扉】の方と、次いで【茜さんが目覚めた部屋】も確認しておきましょう。

[メイン] GM : 大きな扉は両開きの黒い扉。金の取っ手があるが、押しても引いても回してもビクともしない。

[メイン] 結月ゆかり : 「ふむ……案の定開きませんか。」
逆説的に、こちらが出口ということなのでしょう。……それで……

[メイン] GM : 茜が目覚めた部屋は、あなたが目覚めた部屋と全く同じ作りの部屋だ。机と椅子のみが置いてある。

[メイン] 結月ゆかり : 早速【机】と椅子を確認してみましょう!
ちゃんと茜さんも一緒です

[メイン] GM : あなたが目覚めた部屋にあったものと全く同じ、アンティークのライティングビューロー。デスクには紙が置いてあった。

[メイン] 結月ゆかり : 紙の裏表を確認しますね!

[メイン] GM : 一人では何も見えない。共にあるべし。
裏にはなにも

[メイン] 結月ゆかり : ……ううん?
確かに私はランタンもマントもなくて何も見えませんでしたが……茜さんの方は初めから色々とアイテムが準備されていたのですよね……

[メイン] : 「あっ、その紙!起きてすぐに見たときは何のことだかわからなかったんだけど、ゆかりさんと会ったらピンときたんだよね」

[メイン] 結月ゆかり : 「うん?」
茜さんを不思議そうに見つめ、言葉を待ちます。

[メイン] : 「だってほら、ゆかりさんって色々見つけるの得意みたいだし」

[メイン] : 「私はランタンとかすぐに目につくものしか見つけられなかったしさ」

[メイン] 結月ゆかり : 「……なるほど。そういうものですか……」
確かに探索……もとい、怪しそうな箇所をチェックするのには普段から慣れていますが。

[メイン] 結月ゆかり : 「でも、私こそ茜さんが来てくれなければ、暗闇の中何も見つけられなかったわけですし、マントがないから外へも出られなかったわけですし。茜さんが一緒にいてくれて本当に助かってますよ」

[メイン] : 「私だってそうだよ」

[メイン] : 「"共にあるべし"だね」
ニッコリと笑う。

[メイン] 結月ゆかり : 「ええ」
にこり、と笑みを返します。

[メイン] 結月ゆかり : 「……とはいえ、この部屋はこれくらいでしょうか。さて……」
正確に言えば最初の部屋のように壁や床は確認していませんが、藪蛇があっても困ります。

[メイン] 結月ゆかり : 「……茜さんは、どの部屋から見てみたいですか?」
念の為、1〜3の部屋に鍵がかかっていないかだけチェックしておきましょう

[メイン] GM : どの部屋にも鍵はかかっていませんね

[メイン] : 「う~ん…」

[メイン] : おもむろに折り紙を取り出して空中に舞わせる。

[メイン] 結月ゆかり : 「……!」

[メイン] : 「あっ!…左の扉の方に落ちたからそこがいいな!」

[メイン] 結月ゆかり : 「よし!決まりですね!」

[メイン] 結月ゆかり : 足を進め……
そうですね、折り紙を拾うのを待っている間に部屋1の扉に聞き耳でもしておきますか

[メイン] : ちゃんと折り紙は拾う。

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=80 聞き耳 (1D100<=80) > 69 > 成功

[メイン] GM : 音や気配はしませんが、古い本の匂いがしますね

[メイン] 結月ゆかり : ……ふぅ。取り立てて危険はなさそうです……が、一応警戒だけはしておきましょうか。

[メイン] 結月ゆかり : では、茜さんと一緒に部屋1へ入りますね!

[メイン] GM : 部屋に入ると、そこには壁一面に本棚が広がっている。見渡す限り、本、本、本──。また、部屋の中央には丸いテーブルがある。

[メイン] GM : そして、あなたたちがその部屋に入った途端に背後の扉が音を立てて閉まった。ドアノブを回しても開かないだろう。

[メイン] : 「うわぁ…本がいっぱい…!」
読書好きなので目をきらきらさせながら本棚を見つめる。

[メイン] : 「って…うええ!?」
ガチャンと背後の扉が閉まった音にびっくりする。

[メイン] 結月ゆかり : 「ですね。ここは書庫か何かなのでしょうか…」
あまり勉強に身を入れてきた方ではないので、少々複雑な気分ですが……

[メイン] 結月ゆかり : 「えっ」

[メイン] 結月ゆかり : ガチャガチャガチャ。

[メイン] : ドアノブを回すゆかりさんの方を、不安そうに見つめている。

[メイン] 結月ゆかり : …………。

[メイン] 結月ゆかり : 黙って首を横に振ります。

[メイン] : 「……え?」

[メイン] : 「ええっ!?」

[メイン] 結月ゆかり : 「……だ、大丈夫です! 3つの部屋の謎を解けばここから出られるって話でしたし、それなら私たちをここに閉じ込めたりするはずがありません!」

[メイン] 結月ゆかり : 「…………たぶん。」

[メイン] : 「そ、そうだよね」

[メイン] : (私が不安がってたらゆかりさんを心配させちゃう。しっかりしなきゃ…!)

[メイン] : 「それで、謎っていうのは?」

[メイン] 結月ゆかり : 「……はい。私の見たところ……」
部屋の中央にある【テーブル】に近付きます。……いかにも謎が書かれてあると言わんばかりの。

[メイン] GM : 紙が2枚と、砂時計が置かれている。

[メイン] 結月ゆかり : 「ビンゴですね」

[メイン] : 「やっぱり見つけるのが上手だね」
ゆかりさんの方に近づく。

[メイン] 結月ゆかり : 「ふふん…!」
では……茜さんと一緒に、砂時計とそれぞれの紙を確認しましょう!

[メイン] GM : 1枚目の紙
「砂が全て落ちる前に、どちらの星が雄か答えを指差せ。この部屋の本を読み解くも良し、知識と照らし合せるも良し。」

[メイン] GM : 2枚目の紙は盤面に出します

[メイン] : 「…これ、星座?」
2枚目の紙を見ながら呟く。

[メイン] 結月ゆかり : 「みたいですね。」
……プラネタリウムの話をもっと聞いておくべきでしたか。

[メイン] GM : 2人が2枚の紙を見終わったところで、台座の上の砂時計がふわりと浮き上がり、逆さになった。サラサラと砂が流れていく。この砂が落ちるまでに答えを指差す必要があるようだ。

[メイン] : 「──ッ!?」

[メイン] : (砂時計が浮いた!?)

[メイン] 結月ゆかり : 「……!」

[メイン] 結月ゆかり : 「……茜さん!驚く気持ちはわかりますが……今はあちらが優先です!天文……あるいは星座に関する本を!」

[メイン] : 「う、うん!」

[メイン] : 図書館振るね

[メイン] : CCB<=85 図書館 (1D100<=85) > 100 > 致命的失敗

[メイン] : 「えーっと、星座に関する本は…」

[メイン] : 本棚の上の方を見て、目当ての本を見つける。

[メイン] : 「あっ…!見つけた!」
ぴょんぴょんと跳び上がりながら、その本に手を伸ばすと

[メイン] 結月ゆかり : 「ちょ……危な……ッ!??」

[メイン] : ゆかりさんの声に反応して、そちらの方を見るも
「え!危ない?って、わわわわ!?」

[メイン] : 本だけを引き抜いたはずなのになぜか本棚も倒れてきて
「にぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

[メイン] : ずてーん。

[メイン] : 本と棚に挟まれてひっくり返っている。

[メイン] system : [ 茜 ] HP : 10 → 9

[メイン] 結月ゆかり : 「あッッ……茜サンッ!!!」

[メイン] 結月ゆかり : 「んっ……はぁ……!!」
あわてて棚を持ち上げてどかします!

[メイン] : ピンと天井を向いた脚──その周りに、もうもうと白い埃が舞っている。

[メイン] 結月ゆかり : 「だっ、大丈夫ですか!?!?」

[メイン] : 「~~~っ!!!」
頭を抑えて、じたばたしている。

[メイン] 結月ゆかり : 「よ、よしよし……」
とりあえず壁際までゆっくりと引っ張ってきて、落ち着くまで様子を見ます。

[メイン] : 少し落ち着いたあと
「ご、ごめんね。迷惑かけちゃった…」
倒れた本棚と、心配するゆかりさんを交互に見ながら申し訳なさそうに謝る。

[メイン] 結月ゆかり : 「そっ、そんなことないです……私こそ、守ってあげられなくてすみません」
そう言って慰めます。……まあ、確かにこの中からお目当ての本を探すのは骨が折れそうですが……

[メイン] 結月ゆかり : 「とにかく、少し安静にしていてください。私も探して……」

[メイン] : (うう…優しすぎるよ…)

[メイン] : 「…あ、これ」
本棚が倒れる際に引っぱり出していた本をゆかりさんに差し出す。

[メイン] 結月ゆかり : 「……!」

[メイン] : 「星座の図鑑だから、あの紙に描いてある星座がわかると思う」

[メイン] 結月ゆかり : 「茜さん……!」
差し出された本を握っていた手をぎゅっと掴みます。

[メイン] : 「うえっ!?」
泣き顔から驚いた顔に表情が変わる。

[メイン] 結月ゆかり : 「お手柄です!これで脱出への道が大きく近付きました!」
「……よし!あとは私に任せてください……!!」

[メイン] 結月ゆかり : 握った手をぶんぶんと振り、茜の近くに座って一応見えるようにしながらページをめくります。
……特徴的な形の星座ですし、総数もせいぜい88……すぐに見つかるはずです!

[メイン] : (あ、頭がズキズキしてるのとは別に、なにかドキドキしちゃった…)

[メイン] GM : 星座の図鑑によると、図の左がうみへび座、右がみずへび座のようだ。

[メイン] 結月ゆかり : 「……なるほど!」
「わかりました……左がうみへび座、右がみずへび座のようですね!」

[メイン] 結月ゆかり : 「……はい?」

[メイン] : 「──はっ!?」

[メイン] 結月ゆかり : ……こう、ヘラクレスみたいなのとか、女神様とかじゃないんですか!?

[メイン] : 「ご、ごめんなさい!ちょっと上の空だったみたい」

[メイン] : 「とにかく、星座の種類はわかったんだね」

[メイン] 結月ゆかり : 「それはそうですが……」
私の知識なんて、せいぜいうみへび座の方が13星座に入っていることくらいですが……元ネタの神話に、何かあったりするんでしょうか……ううん……!

[メイン] 結月ゆかり : 「とにかく、茜さんはもう少し休んでいてください。今度は私が」

[メイン] 結月ゆかり : そう言うと、倒れた本の山を掘り起こし始めましょう!

[メイン] : 「…わかったわ」
ちょっと申し訳なさそうにしながらも素直に従う。

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=70 図書館 (1D100<=80) > 67 > 成功

[メイン] GM : 星座にまつわる本を見つけた。

[メイン] 結月ゆかり : 中を確認しましょう!

[メイン] GM : それによると、うみへび座は「雌の水蛇(Hydra)」、みずへび座は「雄の水蛇(Hydri)」と言われることもあるらしい。

[メイン] 結月ゆかり : 「!」

[メイン] 結月ゆかり : 「『うみへび座はメスの水蛇ヒュドラ、みずへび座はオスの水蛇ヒュドリ』……」
「……これです、茜さん!」

[メイン] : 「…!」
「つまり、謎の答えは!」
頭が痛かったことなど忘れて、勢いよく立ち上がるとゆかりさんの傍による。

[メイン] 結月ゆかり : 「はい!」
茜さんを待って、ともに指差します!

[メイン] 結月ゆかり : 「雄は"みずへび座"……つまり、右の紙です!」

[メイン] : 「うん!」
こくりと頷き、ゆかりさんと一緒に右の星座を指差す。

[メイン] : 「正解。必要な情報を見事探し当てることができたか。」
どこからか男の声が響いた。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………!」
男の声……手記にもあった彼、ですか。

[メイン] GM : それを耳にすると同時にあなたたちは眩い光に包まれる。

[メイン] 結月ゆかり : 「!?」

[メイン] : 「えっ…えっ…!?」

[メイン] GM : 目を開けると、そこは先程の広間だった。あなたたちが開けた扉は、いつの間にかすっかり消えていた。SANc(0/1)

[メイン] 結月ゆかり : 「…………っ……」

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=34 SAN (1D100<=34) > 81 > 失敗

[メイン] system : [ 結月ゆかり ] SAN : 34 → 33

[メイン] : 1D100<=55 正気度ロール (1D100<=55) > 18 > 成功

[メイン] : 「…あれ?ここって…」

[メイン] 結月ゆかり : 「ええ。先程の広間ですね……」
消えた扉の他に変わった点がないか、改めてもう一度見渡してから。

[メイン] GM : 1の扉は消えて壁になっていますね
周囲の変化も特にないですね

[メイン] 結月ゆかり : ……この調子で、あと2つ……
「平気ですか、茜さん?」

[メイン] : 「う、うん。びっくりしたけど平気だよ」

[メイン] : 自分の胸に手を当てる。

[メイン] : (…なんだかドキドキの感じが違うような…?気のせいかな?)

[メイン] 結月ゆかり : 「ふぅ…それなら良かった、荷物やランタンも無事みたいですし」
そんな少女の様子を知ってか知らずか。

[メイン] 結月ゆかり : 「行きましょうか。……ほら」

[メイン] 結月ゆかり : そちらに向かって手を差し出します。

[メイン] : ゆかりさんが差し出した手に反射的に手を伸ばす。

[メイン] : (………)

[メイン] : (………???)

[メイン] 結月ゆかり : 「……?」

[メイン] : 「な、なんでもないわ」
平静を装いつつ、次の扉へ行こうと促す。

[メイン] 結月ゆかり : 「……は、はい……えっと、それなら良いんですが……?」
促されるままに、次の部屋の扉を開けます。

[メイン] GM : 部屋に入ると、その中は殺風景な部屋だ。部屋の中央にあるテーブルと椅子しか見当たらない。

[メイン] GM : そして、あなたたちがその部屋に入った途端に背後の扉が音を立てて閉まった。ドアノブを回しても開かないだろう。

[メイン] 結月ゆかり : 「これはまた……私たちの最初に放り込まれた部屋とそう変わら──」

[メイン] 結月ゆかり : 「…………。」
……一瞬つっかえ棒なんかしようかと思いましたが、何が"愚かな行動"と見られるか解ったものではありませんから。

[メイン] 結月ゆかり : 「……テーブルを見ましょうか」

[メイン] : 「…そうみたいだね」
部屋の中を見回す。
扉が閉まった音が聞こえたがもう驚かない。

[メイン] : 「うん」

[メイン] 結月ゆかり : では宣言通り二人で【テーブル】をチェックしますね!

[メイン] GM : テーブルの上には1枚の紙と砂時計が置いてあった。
盤面に出します

[メイン] : 「『口に出して読め』」

[メイン] : 「???????」

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」

[メイン] GM : 2人が紙を見終わったところで、台座の上の砂時計がふわりと浮き上がり、逆さになった。サラサラと砂が流れていく。この砂が落ちるまでに答えを口にする必要があるようだ。

[メイン] 結月ゆかり : 「……なるほど。これなら」

[メイン] : 「…えっ!?もうわかったの!?」
驚いた顔でゆかりさんの方を見る。

[メイン] 結月ゆかり : 「はい。百戦錬磨ですから」
この手のパズルは謎解きにはつきものだし……よく泣かされてきましたからね。

[メイン] : 「おお…!」

[メイン] : (大言壮語じゃなかったんだ…)

[メイン] 結月ゆかり : 「……なんか失礼な想像してません? まあいいですけど」
「とにかく、この四角の中の文様……一見謎の記号のように見えますが、なんてことはない……ただのアルファベットです」

[メイン] : 「…そうなの?」
前半の言葉は聞き流して、後半の言葉にだけ反応する。

[メイン] 結月ゆかり : 「はい。より正確に言えば、アルファベットを左半分と右半分で合体させたものです。いいですか……」
「こちらの『 ¯| 』は『T』の半分、『J』は『U』の半分です。こうやって読み解けば……」

[メイン] : 『ふんふん』と興味深げに説明に聞き入る。

[メイン] 結月ゆかり : たまたま持っていたアンケート用のペンで『TU』『KI』『TO』『HI』『KA』『RI』と書き出します。

[メイン] : その答えを見たあと、ゆかりさんの顔を見つめる。

[メイン] : 純粋にすごいと思ってる表情で

[メイン] 結月ゆかり : 「……」
ふふん。

[メイン] 結月ゆかり : 「……じゃ、行きますよ。せーの!」

[メイン] : (はじめて本当に尊敬したかも)

[メイン] : (…それはあんまりだったわね)

[メイン] : ゆかりさんの合図にこくりと頷いて

[メイン] 結月ゆかり : 茜さんと息を合わせて。

[メイン] : 「「──『つきとひかり』!」」

[メイン] : 「正解。短い時間で正しい答えに辿り着けたか。不可思議な現状にも心を乱されていない様子だな。」
どこからか男の声が響いた。

[メイン] GM : それを耳にすると同時にあなたたちは眩い光に包まれる。

[メイン] GM : 目を開けると、そこは先程の広間だった。あなたたちが開けた扉は、いつの間にかすっかり消えていた。

[メイン] 結月ゆかり : きょろきょろと見渡すも、同じく二回目は流石に慣れた様子で。

[メイン] 結月ゆかり : 「……良し! このまま何事もなく終わりそうですね」
「最後の謎も二人で華麗にクリアするとしましょうか」

[メイン] : 「こんなこと言うのはおかしいけど、慣れてきちゃった」

[メイン] : 「うん!あと1つだもんね」

[メイン] 結月ゆかり : 「ふふ……確かに」
まるで、ここまで含めてプラネタリウムのアトラクションみたいです。

[メイン] 結月ゆかり : ──あの薄気味の悪い感覚を除いては。

[メイン] 結月ゆかり : 「じゃ、行きますよ……はい!」
そのまま第3の扉の先へ向かいましょう!

[メイン] : ちょっとゆかりさんの表情が曇ったように見えたけど、特に言及せずに部屋へと向かう。

[メイン] GM : その部屋の中央にはローテーブルがあり、それを挟むように2つのソファが置かれていた。

[メイン] GM : そして、あなたたちがその部屋に入った途端に背後の扉が音を立てて閉まった。ドアノブを回しても開かないだろう。

[メイン] 結月ゆかり : ……茜さんも言う通り、慣れたものですね。
「最後はこちらですか」

[メイン] : 「最後はなんだろうね」

[メイン] 結月ゆかり : 二人顔を揃え、そのまま【テーブル】の上の謎の内容を確認します!

[メイン] GM : コーヒーや紅茶、ジュースなどあなたたちがそれぞれ好む飲み物と、1枚の紙が置かれている。

[メイン] 結月ゆかり : 飲み物……といえば、あのカフェで飲んだドリンクがもう数時間は前でしょうか。
そのまま紙を拾い上げて読んでみましょう

[メイン] GM : 以下の問について共に議論し、2人の間での1つの答えを口にしろ。口にするまで扉は開かない。時間の制約はないので、ドリンクでも飲みながらゆっくり考えること。

[メイン] GM : ある日目が覚めると、あなたは病院にいた。ふと横を見ると、苦しそうな表情の男が隣のベッドに横たわっていた。そしてよく見ると、その男とあなたには同じ輸血チューブが繋げられていた。驚いて外そうとすると、慌てた様子で看護師がこう説明する。

[メイン] GM : 「あなたの隣の彼は偉大なヴァイオリニストで、必ず命を救わなければならないのです。しかし残念ながら、彼は9ヶ月しか生きることができません。彼にぴったり合う血を持つのがあなたしかいなかったため、意識を失わせてこちらまで運びました。
そのチューブを外した瞬間に彼は死にます。そうすると、あなたが彼を殺したことになりますよ。」

[メイン] GM : あなたは突然拉致され、意識のない間につながれたため、治療に協力するとは一言も了承していない。
このまま治療を続けられたら、あなたは9ヶ月間ずっと自由を失うことになる。逆に言えば、9ヶ月耐え忍べばあなたは健康な状態で無事に解放される。多量の謝礼ももらえるだろう。
しかし、ここであなたが治療を中断してしまえば、ヴァイオリニストは死んでしまう。それも、あなたが殺したことになる。
あなたはチューブを抜くか、9ヶ月の治療に協力するか。

[メイン] : 一通り読むと、ソファにぼすんと座ってから紅茶を一口飲む。

[メイン] 結月ゆかり : 「……引っ掛け問題やイジワル問題ではなさそうですね」
二人協力して考えろ……ということですか。

[メイン] 結月ゆかり : 向かいのソファに腰を下ろし、緑茶を手に取ります。

[メイン] : 「今までのクイズみたいなのとは違う感じだね」

[メイン] : 「でも、これなら私の答えはひとつだけだよ」

[メイン] 結月ゆかり : 「!」

[メイン] : ちびちびと紅茶を飲みながら言葉を続ける。

[メイン] 結月ゆかり : ……悩ましい顔で茜さんの方を見つめます。
「……聞きましょう」

[メイン] 結月ゆかり : ずず。

[メイン] : ゆかりさんの方を一瞥して

[メイン] : 「私なら──チューブを抜くわ」

[メイン] : はっきりとそう答える。

[メイン] : 「見ず知らずの人のために自分の貴重な時間は使えないもの」

[メイン] 結月ゆかり : 「んーー……」
ずず、と再度茶を啜って。

[メイン] 結月ゆかり : 少し苦々しい口調で。

[メイン] 結月ゆかり : 「……割れるんですねぇ。予想はしていましたが」

[メイン] : 「……そう言うって事は、ゆかりさんは抜かないの?」
責めるでも疑問に思うでもなく、ただ普通にそう尋ねる。

[メイン] 結月ゆかり : 「ええ。9ヶ月も理由付きで室内に居られるなんて最高じゃないですか」
そう冗談めかします。……もっとも、本命は別のところにあるのですが。

[メイン] : 「ゆかりさんって自由な人って印象だったから、ちょっとびっくりしちゃったかも」
同じように冗談めかして

[メイン] 結月ゆかり : 「……ふむ。そういう茜さんこそ、何か信念があってのことで?」
落ち着いた口調で返します。

[メイン] : 「信念というよりは、経験、かな」
少しだけ顔を俯かせてそう答える。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………。経験、ですか」

[メイン] : 「うん。私ね、気が遠くなるほどの長い時間、同じ場所にいたことがあるんだ」

[メイン] 結月ゆかり : 「……」
……意図するところはまだ読めませんが、黙って頷きます。

[メイン] : 「しばらくは母様が一緒にいてくれて、私と遊んでくれて楽しい時間を過ごせたんだけど──」

[メイン] : 「母様が死んでからは、私はずーっと同じ部屋から出られなかったんだ」

[メイン] 結月ゆかり : 「……」

[メイン] : 「だからもう、繋がれるのはいや」

[メイン] : 「例えそれが数ヶ月だとしても、自由に逢いたい人にも逢えないのなら、私は耐えられないの」

[メイン] 結月ゆかり : 「……もっともです」
神妙な面持ちで頷きます。……そんな過去が。

[メイン] : 「…こんなところかな」
昔を思い出したのか、少し寂しそうな笑顔を見せる。

[メイン] 結月ゆかり : 「……。無理に聞いてすいません。確固たる意思がちゃんとあるのはいいことだと思いますよ」

[メイン] : 首を軽く左右に振って
「ううん。私も普段は誰かにこんな話はしないから、ゆかりさんの方こそ聞いてくれてありがとう」

[メイン] 結月ゆかり : こくん、と頷き……それでも、すぐに折れたりはしないというように続けます。
「……私の番ですか。あいにく、茜さんほど大仰なエピソードは持ち合わせていませんけどね」

[メイン] : 「うん、聞かせて」
ゆかりさんの瞳をじっと見つめる。

[メイン] 結月ゆかり : 「……」
くすり。

[メイン] 結月ゆかり : 「ときに茜さん、私は常日頃クソゲー実況というものに精を出してるんですが」

[メイン] : 「クソゲー実況?」
『聞き慣れない言葉だな』と思いつつも、ゆかりさんの言葉の続きを待つ。

[メイン] 結月ゆかり : 「はい。言うなれば世間からの評価が低いゲームをこう、ああだこうだ言いながら遊んでいる動画を投稿したりする……と言ったところです」
「でも……私はどんなに非道いゲームやどんなに粗末なプレイでも、どこが悪いくらいは言えど過度に煽ったり馬鹿にしたりはしないって決めてるんです」

[メイン] : ふんふんとうなずく。
数時間だけど、彼女と一緒にいたことで人となりはなんとなく理解できていた。
だから嘘はついていないんだろうと思う。

[メイン] 結月ゆかり : その様子を汲みつつ、タイミングを見て。
「──理由はカンタンです。ああいうの、結局全部自分に返ってくるんですよ。いわゆる因果応報、というヤツです」
「実際、あんまり過激なこと言ってると過激な視聴者も増えますからね。いずれは自分の方が馬鹿にされる番、ってことです」

[メイン] 結月ゆかり : 「それと同じ。どんなに身勝手な頼みだろうと、自分が殺すために同じ状況で殺されるだなんて……悲しいじゃないですか。私は生きたいんです」

[メイン] : 「なるほどね」
「情けは人のためならず。袖触れ合うも多生の縁って感じなんだね」

[メイン] 結月ゆかり : 「はい、まさに。」
「…………。」一息ついて。

[メイン] 結月ゆかり : 「……私は、茜さんもそうじゃないんですか……なんて、思ってしまいましたが。」
「私が推し量れるようなことじゃあありませんが……ずっと苦しい思いをしてきたなら、同時にそこから救われたいという思いも、今ここで救われている喜びも……知っているはずです」

[メイン] : 「………」
思いも寄らない言葉に、なにも言うことができなかった。

[メイン] : 私が今ここで自由にやっているのは彼女が言うとおりだったから──

[メイン] : 私は救われてここにいる。

[メイン] : 「──ゆかりさん」

[メイン] 結月ゆかり : 「!」

[メイン] 結月ゆかり : 「……なんでしょうか」

[メイン] : 「もしかして、私のこと…知ってる?」
ちょっとムスッとした顔で

[メイン] 結月ゆかり : 「へっ……え、いやいや……その、初対面ですよね……!?」

[メイン] : 「…そうだよね」

[メイン] : 「………」

[メイン] : (なんだろう。上手く言葉にできない)

[メイン] : (今日初めて会った人なのに、私のことを理解されるのが悔しい…)

[メイン] : (…それとも、嬉しいんだろうか?)

[メイン] : 思い悩んで黙ってしまう。

[メイン] 結月ゆかり : 「あー……え、えっと……」
少ししどろもどろになりつつ。

[メイン] 結月ゆかり : 「……! そうです!自由に会えないのが悲しいのなら、私がいつでも会いに行きますよ!ゆかりさんどうせゲーム三昧で暇してますし!」
「これならどうですか!??」

[メイン] : 「……えっ…?そんな話だったっけ?」

[メイン] : 「…いつでも逢えるのは、それはそれで嬉しいけど…」

[メイン] 結月ゆかり : 「……う、もう……何なんですかぁ……」

[メイン] : (それ私のセリフなんだけど!?)

[メイン] : 少しだけ呆れたあと、クスクスと笑って
「ごめんね。当初の設問以外に、私のことでも悩ませちゃったみたいで」

[メイン] 結月ゆかり : 「……いえ。私の方こそ、こんな風に誰かに心の内を明かすの、久しぶりでしたし」
……初対面のはずなのに、こんなにすらすらと言葉が出てくるなんて思いませんでしたが。

[メイン] : 「いいの。ちゃんとお話しできて、あなたのことを少し理解できたから」

[メイン] 結月ゆかり : こちらこそ、と茜さんににこり笑顔を向けます。
……茜さんの気持ちも、できるならもっと聞いていたい……なんて。

[メイン] 結月ゆかり : 言いかけて、少し恥ずかしくなって言い淀みます。
「……それで、どうします?」

[メイン] : 『なんで少し赤くなってるんだろう』と思いつつも、特に言及せずに
「『2人の間で1つの答え』だったよね」

[メイン] 結月ゆかり : 頷きます。

[メイン] : 「それなら、私の答えは"救われたいという思い"だよ」

[メイン] 結月ゆかり : 「……!」

[メイン] : (この人が教えてくれた。かつての私がそうだったように──)

[メイン] : 「ゆかりさんの答えに賛成って事だね」
ニッコリと満足そうに微笑む。

[メイン] 結月ゆかり : 「茜さん…!」

[メイン] : 「答えが一致したから、早く答えようよ!」

[メイン] 結月ゆかり : 「……はい。それでは」

[メイン] 結月ゆかり : 息を吸って。
「……私たちはチューブを抜きません。なぜなら────」

[メイン] : 「なぜなら────」
ゆかりさんと呼吸を合わせて答えを紡ぐ。

[メイン] : 「「辛い思いをするのも、その辛さから救われて幸せになるのも、誰もが等しく持っているものだから」」

[メイン] : 言い終わったあと、にこりとゆかりさんに目配せをする。

[メイン] 結月ゆかり : ぱちり、まばたいて微笑みを茜さんに向けます。

[メイン] : 「……ふむ、そうか。やはり知性のある生命体は素晴らしい。大変興味深いな。」
どこからか男の声が響いた。

[メイン] GM : それを耳にすると同時にあなたたちは眩い光に包まれる。

[メイン] GM : 目を開けると、そこは先程の広間だった。あなたたちが開けた扉は、いつの間にかすっかり消えていた。

[メイン] 結月ゆかり : ……一呼吸置いて、もう一度部屋の様子を確認します。

[メイン] GM : 部屋の様子を確認しようとすると、手に持ったランタンが一際眩く光った。

[メイン] GM : その光はランタンから抜け出し、黒い扉へと降り注ぐ。

[メイン] GM : オレンジの光が扉の輪郭をなぞる。幻想的な光景だ。

[メイン] GM : 今ならあの扉が開くかもしれない。あなたたちは直感的にそう思うだろう。

[メイン] 結月ゆかり : …………。

[メイン] 結月ゆかり : 「茜さん」
部屋を照らす光に包まれながら、声を掛けます。

[メイン] : 「うん」
オレンジ色の光を追いかけ、その先にいたゆかりさんの方に顔を向ける。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………。」
「ここから無事に出られたら、改めて……一緒にプラネタリウム、付き合ってもらえないでしょうか?」

[メイン] : 「………」
ゆかりさんの言葉に答えずに、折り紙を取り出すと素早く折り鶴を作る。

[メイン] 結月ゆかり : 「あ…」

[メイン] : 「はい!どうぞ!」
ゆかりさんに折り鶴を手渡そうとする。

[メイン] 結月ゆかり : 「えっ…?」
きょとん、とした顔でそれを受け取ります。

[メイン] : 「私の返事はその中に書いてあるから、無事出られたら開けて読んでね」

[メイン] : 「ここでこっそり見ちゃダメだからね!」

[メイン] 結月ゆかり : 「……???」
「わ、わかりましたよ……もう」

[メイン] : (ちょっと意地悪だったかな)

[メイン] : (でも、ゆかりさんなら言わなくてもわかってくれるよね)

[メイン] 結月ゆかり : しばらく不思議そうな顔をしてから。

[メイン] : その表情を見て

[メイン] : (わ、わかってくれてるよね?)

[メイン] : そわそわしながらも、光る大きな扉を見て

[メイン] : 「とにかく、出ないと何も始まらないから行こう!」
ゆかりさんの手を取り、扉の方へ行こうとする。

[メイン] 結月ゆかり : 「っと……!」
……手を取られる側になって、初めてその気持ちがわかりました。

[メイン] 結月ゆかり : 「はい!」
握り返し、二人で扉の方へと踏み出します!

[メイン] : 握り返されたとき、不意に心臓がドキリとした気がした。

[メイン] : 驚いたものとは違う、何か暖かな感情のような──

[メイン] : なぜか顔がにやけてしまい、ゆかりさんにその顔を見せないようにして扉の方を向く。

[メイン] GM : ゆかりさんと茜、2人が3つの部屋を探索し、ようやく開いたその扉。

[メイン] GM : そこに広がっていたのは、空だった。

[メイン] GM : どこまでも続く藍色の夜空が、ガラス張りの壁の向こうに見える。大小様々な星や星雲が、あなたたちを優しく照らす。

[メイン] GM : なんと美しい光景だ、と思わず息を飲むことだろう。赤、黄、紫、緑に煌めく星。輝きながら渦を巻き、形を変える銀河の雲。──それは、あなたたちが一度だって見たことのない光景で。

[メイン] GM : 星はあんな鮮やかな色に煌めくのか?

[メイン] GM : 銀河はあのような不定形なのか?

[メイン] GM : 月はあんなに近く見えるのか?

[メイン] GM : 見えるはずのない形の星座が、どうしてあんなにも綺麗に見えているのか?

[メイン] GM : 今見ている星空は、自分の知る空なのか?

[メイン] GM : 異様で壮麗な空は、あなたたちの思考を掻き乱す。SANc(1d3/1d8)

[メイン] : 1D100<=55 正気度ロール (1D100<=55) > 90 > 失敗

[メイン] 結月ゆかり : ccb<=33 SAN (1D100<=33) > 18 > 成功

[メイン] : 1d8 (1D8) > 6

[メイン] 結月ゆかり : 1d3 (1D3) > 2

[メイン] system : [ 茜 ] SAN : 55 → 49

[メイン] 結月ゆかり : ぎゅ……と。
心なしか震える茜さんの手を握ります。

[メイン] system : [ 結月ゆかり ] SAN : 33 → 31

[メイン] : 一瞬我を失いかけて…強く握られた手に視線を落とす。

[メイン] 結月ゆかり : こんなにも全てを飲み込んでしまうほどに広大な天球の下でも。
私は……私たちはちゃんとここにいる、ということを示すように。

[メイン] : そのままゆかりさんの方に視線を向ける。

[メイン] : 隣に誰かが一緒にいてくれるだけで、心強くて、一人ではないんだと──そう思えた。

[メイン] GM : 満天の星の下で立ち尽くす2人の上空──まるで天から降り注ぐように、不意に男の声が響いた。

[メイン] : 「ありがとう。君たちのおかげでまた新たな人間のデータを取ることができた。」

[メイン] : 「この星空は、私から君たちへのお礼だ。なかなか美しいだろう。──さて、もう上がってもらって結構。お疲れ様。」

[メイン] GM : 一方的に終わりを告げたその声はどこか聞き覚えがあった。どこで聞いたのだったか。というか、データって一体何の話だ。

[メイン] GM : ぐるぐる、思考が回る。ぐるぐるぐる、視界も廻る。突如訪れる急激な目眩と眠気に、あなたたちは抗えない。視界と意識がブラックアウトしていく。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : は、と意識が浮上する。

[メイン] GM : 慌てて辺りを見れば、そこは薄暗いドームの中。

[メイン] GM : 天に映し出されているのは、あなたのよく知る星空だ。

[メイン] GM : また、さらによく見れば、そう遠くない座席に先程まで共に旅した彼女がいるのがわかるだろう。

[メイン] GM : ──ちゃんと戻ってこられたのだ。安堵の息が零れる。

[メイン] GM : まだプログラムは終わらないらしい。今度こそ、あなたは背もたれに沈み込む。全天球スクリーンから零れる優しい光と、流麗なピアノのBGMに包まれて。

[メイン] GM : あなたたちの何度目かの非日常からの帰還を癒すように、作り物の星々が瞬いている。

[メイン] 結月ゆかり : ほっぺたをつまみます。
……痛……どうやら、ちゃんと戻ってこられたみたいですね。

[メイン] 結月ゆかり : やがて、見回した先……少し離れた席に彼女の姿を認め、ふぅ……と息をつきます。
そうして背もたれにゆっくりと身体を預けた時。

[メイン] 結月ゆかり : かさり……と音がして、ポケットを探ります。
作られた星に照らしてみれば、少し前に預かった折り紙の鶴。

[メイン] 結月ゆかり : 「…………」
ちら……と彼女の方を一瞥する……けれど。……まあ、無事に帰ってこられたわけではありますし。

[メイン] 結月ゆかり : 丁寧に折り目をなぞって、中を開き……そうして出来上がった一枚の紙を、空に照らします!

[メイン] : そこに書いてある言葉はただ一言
『こちらこそ☆』

[メイン] 結月ゆかり : 「……っ」

[メイン] 結月ゆかり : 「……ふふ」

[メイン] :  

[メイン] : ちらりとゆかりさんの方を盗み見る。

[メイン] : (笑ってる…)

[メイン] : (プラネタリウムに来るくらいだから、星が好きなのかな?)

[メイン] : (…今度、色々聞いてみようかな)

[メイン] : (『ここから無事に出られたら、改めて……一緒にプラネタリウム、付き合ってもらえないでしょうか?』)

[メイン] : (一緒に見てるから、約束は果たしてるよね?)

[メイン] : もう一度ゆかりさんの方を盗み見る。

[メイン] : (…楽しそうにしてる)

[メイン] : (大変だったけど楽しそうにしてるならまあいいか)

[メイン] : そのまま自分もプラネタリウムに見入る。

[メイン] : 私が伝えたかったことは伝わってるよね?

[メイン] : ニセモノの流れ星を見ながら、なぜかそんなことを思ってしまう。

[メイン] : 彼女に、私のことを理解してもらえるなんて思ってなかったからだろうか。

[メイン] : チクリと、なにかが胸を刺したような感覚。

[メイン] : 「………」

[メイン] : (やっぱり、あとで直接聞きに行こうっと)

[メイン] : (……迷惑じゃないといいけど)

[メイン] : 私の心は、この宙に映る星雲のようにキラキラして、モヤモヤして──

[メイン] : その中で強く輝く紫色の恒星を探していた。

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「星空エトランゼ」

[メイン] GM : おわり

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 宴ですわ~!!!

[メイン] 結月ゆかり : 宴だァ〜〜〜!!!

[メイン] : 宴だ~!!!

[メイン] GM : 〇生還報酬
SAN値回復:1d6+正解の数(最大3)
AF:星が煌めくリストバンド
特殊効果はないが、星のチャームに使われている石が地球上のものではないので、その筋の人間に高値で売れるかもしれない。ただ飾る分には無害な綺麗な石。

[メイン] 結月ゆかり : うわ!

[メイン] 結月ゆかり : 1d6+3 (1D6+3) > 1[1]+3 > 4

[メイン] : 1d6+3 (1D6+3) > 2[2]+3 > 5

[メイン] system : [ 茜 ] SAN : 49 → 54

[メイン] system : [ 結月ゆかり ] SAN : 31 → 35